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第14章 Another Side 5

「望、その薬、飲んだら頭痛いの治るか?」

「たぶん・・・。いつもは痛くなる前に飲むから・・・」

「いつも薬飲んだら頭痛いん?」

「2個飲むんですけど・・1個は飲んだら体が痛いんです・・・。もう1個はそれがなくなるっていうか・・・痛くなくなるっていうか・・・」

1つはホンマに実験に使うやつなんやろう。

でも、もう1つはたぶん、あいつらが言ってた麻薬・・・。

「ハァ・・・照史君・・・俺、無理かも・・・」

「大丈夫やから!もう、もうすぐ来てくれるはずやから!」

壁にもたれかかって苦しそうにしている。

でも俺にはどうすることもできひん。

それが苦しくて。

これ、ほかの3人も一緒なんかな・・・。

それやったらヤバいよな・・・。

そのとき、ドアが開く音がした。

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