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第14章 Another Side 5

「望に何したんですか?!」

「大丈夫。少し”気”を失ってるだけだから。」

「”気”?」

「とにかく、望は大丈夫、ってことやから。それより照史の方をどうにかしやんと。」

よく分からんけど、龍太が大丈夫って言うんやったら大丈夫なんやろ。

「あ、中丸?今からこっち来れる?うん。GPS?つけれるよ。つけたら来る?」

「誰としゃべってはるん?」

「うーん・・・この人たちの中で1番機械に強い人、かな。」

「うん。なんか、首輪があるんだけど、中丸じゃないと無理そうだからさ。じゃ、室君置いていけばいい?」

「え?」

「よし。じゃ、すぐに中丸が来るからそれまでここにいて。ここの中には絶対に敵はいれないようにするから。」

「はい!」

「あの、望は?」

「そいつが連れてってくれるよ。ちゃんと全部終われば病院で見てもらおう。」

そう言ってその人は部屋を出ていってしまった。

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