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第17章 Side Tatsuya

「シゲ・・・」

後ろを向いてつぶやいた。

後ろのヤツは黙ってうなずく。

後ろが司令塔で手前が動く、ってことだろう。

「悪ぃな。お前の相手は奥にいるからよ。」

聖が走り出した。

すると手前のヤツが素早く反応する。

「聖!」

「うっ!」

もろに腹に入ったんじゃないだろうか・・・。

でもそれだけで倒れこむ俺らじゃない。

にしてもあいつ、なかなかやるな・・・。

ほかのヤツとはやっぱり違う。

「聖、ここは2人でこいつをやろう。どうせ後ろは司令塔なだけだと思う。」

「悪い。油断した。」

「いいよ。こいつ、なかなかやるみたいだし。」

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