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第18章 Side Kazuya 4

「ハァ・・・ハァ・・・」

少しよろけてしまった。

「おい!大丈夫か?」

すっと俺の横に上田が入ってくれた。

「こっから先は俺が中丸呼んでやるから、カメは聖と先に戻っとけ。」

「でも・・・入口・・・」

「どのボタンか分かってんの?」

「いつもの・・・紙置いた。」

「分かった。じゃあ俺がやっとくから。聖!もういいよ!」

久しぶりにこんな状態になった。

体が重くて、自分の力で何かしようと思ってもできない、もどかしい感覚。

「カメ!」

ぼんやりしてる視界に聖の姿が映る。

「じゃ、あと頼んだ。」

「了解。行くぞ。」

「うん。」

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