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第22章 Another Side 7

昨日話したことを簡単に話す。

でも昨日はそこまで詳しく話すな、って指示されてた。

「よし。そのくらいだったらいいか。じゃ、今度はもっとしっかり聞いていい?」

どういう作戦なのかは分からんけど、言われた通りにする。

「それと、君たちが向こうで何をされたのか、できる限りでいいから教えてもらってもいい?」

俺は照史と濱ちゃんの方を見た。

2人も俺の方を見る。

「話したことは、4人に伝わらないですか?」

「伝えるつもりはない。彼らが情報を買ったら別だけどね。」

「俺らははじめ、そこまでの暴力は受けてませんでした。」

いや、感覚がマヒしてるだけかもしれへん。

でも、今思えばあの時も暴力なんて、ってなる。

「4人が来るまでの間、1番ひどい扱いを受けてたのは濵ちゃんです。」

「理由は?」

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