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第6章 Side Kazuya 2

「あ、終わった?」

「お金のことを考えなくてもいいなら、裁判、したいです。」

「そうこなくちゃ。」

赤西がニヤリと笑った。

味方だとこの笑顔は頼れるけど、敵だったら超怖いよね。

「でも、裁判なんて、どうやって・・・」

「赤西君、一応弁護士の資格持ってるんだよ。だから弁護士のお金はいらない、ってこと。」

「そ、そうなんですか?!」

2人ともすっごい驚いてる。

そりゃそうだよね。

まず見えないし、本人も滅多に弁護士として仕事はしないし。

ホント、弁護バッジ持ってるのが不思議なくらい。

でも力のおかげで数少ない裁判でも負けたことはない。

「でも、弁護士の分はいらないといっても、ほかにも費用はいるんじゃないの?」

「そうだよ。」

中丸の質問だけど、すごいこと言ってるよね。

裁判ってどのくらいお金がかかるか、2人は知らないんだし。

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