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第6章 Side Kazuya 2

「とりあえず、お前らがその連れ去られた子たちと帰ってきたらまず、週刊誌の取材を受けてほしい。」

「?」

「1社、ちゃんと信頼できる出版社がある。そこの週刊誌に自分たちの身に起きたことを話せるだけ話してほしい。」

「週刊誌に、ですか?」

「そう。で、その売り上げの何%かをもらう契約をしておく。まあ、大体30%くらいかな。その金で裁判を起こすんだ。そこでも相手に賠償金を求めるつもりだから、それは全部お前らにやるよ。」

「え、ここへの報酬金は?」

「そんなの週刊誌の余りで十分だよ。」

そりゃ、30%って結構な金額になるもんね。

それに週刊誌に載せれば世間という強い味方が得られる。

賠償金ももらいやすくなる、って計算だろうね。

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