テキストサイズ

cartoon association 2

第10章 Another Side 3

「とりあえず、お前らには教えておいてやる。あいつらには治療の痛みを和らげるために麻薬を投与している。中毒状態になってるかは知らねぇがな。」

「ま、麻薬・・・?」

「身体実験の3人だけだがな。」

嘘やろ・・・

まだ、あの子らの人生を狂わせる気なんかよ・・・

本気で頭おかしいやろ・・・

「時間あけてこいつらもテキトーにつれてけ。これつけるの忘れるなよ。」

そう言ってそいつは部屋を去った。

「ちょ、何すんねん!」

残った部下たちが俺らの手を後ろに縛り、目隠しをする。

その前が見えへん状態で歩かされる。

「離せよ!」

そうやって反抗する照史の声が次第に遠のく。

腕にかかっている力は、反抗するとヤバいやつだ、ということを示してる。

今はそいつに従った。

大丈夫。

こんな目に遭うのも、今日で終わりやから・・・

ストーリーメニュー

TOPTOPへ