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第12章 Another Side 4

部屋にはただ、無言の時間が流れる。

それに耐えられなくなって声を出してみた。

「淳太君!」

シーン・・・

「濱ちゃん!」

シーン・・・

誰も、おらんの・・・?

急に孤独感が襲う。

それは、今まで殴られた傷よりも痛かった。

でも、しばらくすると声が聞こえた。

「んっ・・・」

光が灯った気がした。

「誰?誰がおるん?」

「照史君・・・?」

この声は・・・

「望?」

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