マシュマロボイス
第12章 夜に紛れては
風呂から上がると、お母さんから返事が来ていた。
〔急に出張になっちゃって!
連絡してなかったー、めんごー。
で、友達?土日も泊めれ〕
…。
相変わらずの返事。
とりあえず、
お母さんからの承諾は得た。
ん?待てよ。
お母さん、帰ってこないんでしょ?
「えっ…」
二宮君と、二人きり?
…俺、大丈夫かな。
そんなことを思いつつ、
籠に入れていたバスタオルで
体を拭いた。
いつもみたいに
髪をぐちゃぐちゃにする。
そして、着替えを始める。
いつも着ている青のスウェットは、
洗濯しちゃってる。
だから、代わりに黒いTシャツと、
半ズボン。
そして、いつもの眼鏡。
実は、目が悪くて家ではほとんど眼鏡だったりする。
学校で眼鏡かけてもいいんだけど、
“勉強好き”みたいに思われるのも…。
眼鏡をかけて、
トントン階段を登って、
二宮君が待ってる部屋に向かった。
勿論、水分補給用のペットボトル二本を持ってね。
〔急に出張になっちゃって!
連絡してなかったー、めんごー。
で、友達?土日も泊めれ〕
…。
相変わらずの返事。
とりあえず、
お母さんからの承諾は得た。
ん?待てよ。
お母さん、帰ってこないんでしょ?
「えっ…」
二宮君と、二人きり?
…俺、大丈夫かな。
そんなことを思いつつ、
籠に入れていたバスタオルで
体を拭いた。
いつもみたいに
髪をぐちゃぐちゃにする。
そして、着替えを始める。
いつも着ている青のスウェットは、
洗濯しちゃってる。
だから、代わりに黒いTシャツと、
半ズボン。
そして、いつもの眼鏡。
実は、目が悪くて家ではほとんど眼鏡だったりする。
学校で眼鏡かけてもいいんだけど、
“勉強好き”みたいに思われるのも…。
眼鏡をかけて、
トントン階段を登って、
二宮君が待ってる部屋に向かった。
勿論、水分補給用のペットボトル二本を持ってね。