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マシュマロボイス

第13章 小さくても大切さ

(相葉side)

…。
俺、寝てるんだよね?
これ、夢じゃないよね?

後ろから抱きつかれてる。
しかも、手も握られてるんですけど。

…嬉しくて死んじゃうよ?

「んむぅ~、あーば…」

キュン、キュン。
なんて、可愛いんだ!

…なんか、俺変わった気がする。

前はもっと、
こう…あの…アレだよアレ。

「…」

変わってないのか?
ちょっと、ダメージ受けたな…。

「ふわあ…んあ?あーば?」

後ろで動く気配がして、
振り向いてみると二宮君が笑ってた。

「ふふ、おはよ♪」
「お、おはよ」
「今、何時?」

寝起きの二宮君、可愛い。
いや、いっつも可愛いけど。

「ん?十時…って、十時!?」

夜ご飯も食べないで寝たから…。

「ご飯、作ってくる!」
「相葉ー」

俺が急いで立ち上がったら、
二宮君が俺の背中に張り付いてた。

「え、二宮君?」
「このまま運んで♡」
「えー」
「嫌なの?」
「…嫌、じゃないです」
「ありがと♪」

…本当、二宮君には弱い。

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