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マシュマロボイス

第14章 胸を焦がしてる

「二宮君」
「ん?」

…緊張してきた。
ただ、キスしよって言うだけ。

ね。
落ち着いて…俺、落ち着け。

「キスしない?」
「へ!?」

俺が言おうと思った言葉が、
二宮君の口から。

「そんな顔してたよ」

にこやかに微笑んだ二宮君が、
可愛すぎて抱き潰したい。

「だから、早くしなよ」

隣で二宮君が座り直す。
その姿を見ると、ソファーの上に正座してたんだ。

「ほら、相葉も」

俺も座らされて、
必然的に向き合うことになる。

「はい、どうぞ♡」

手を前に付いて身を乗り出す。
…ああ、可愛いなあ。

「…」

喉を鳴らした。
そして二宮君の手に手を重ねる。

「あら、相葉ったら積極的♡」

目を細めてふふって笑うから、
余計に可愛く思えるし……。

「ほら、早くしちゃえって♡」

…なんか、エロいな。

ちゅっ。
ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ。

「や、ちょ…あっ、もお♡」

ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、
ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ。

「んん、もお、相葉ったら♡♡」

…あ、シたい。
二宮君を食べちゃいたい。

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