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マシュマロボイス

第14章 胸を焦がしてる

余韻に浸かっていた。

「はっ!あ、相葉、大丈─」
「……苦い」

…嘘だろ。

「の、飲んだ?」
「うん」

当たり前みたいに笑うから、
何も言葉が出てこなくて困った。

「二宮君も飲んでくれたから」
「え?」
「嬉しかったから、さ」

今度は恥ずかしそうに笑った。

「…はずい」
「え?」

紅潮したであろう顔を手で覆う。

「何か、はずい…」
「ふふ、俺も」

顔を覆う手を外されて、
幸せそうな相葉と目が合う。

「でも、幸せだよ」
「相葉…」
「二宮君は?幸せ?」
「うん、幸せだよ」

嬉しそうに、
幸せそうに、
向日葵みたいに、笑う相葉が大好き。

一緒にいればいるほど、
もっともっと相葉が好きになる。

「二宮君」
「ん?」

「嫌かもしれないけど、我慢してね」
「え?」

相葉の姿が前から消えて、
俺の足をクイッと上に持ち上げた。

「ココに挿れるんだよね?」

チラッと口元から覗かせた舌が、
俺の蕾を優しく舐めあげた。

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