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マシュマロボイス

第14章 胸を焦がしてる

「あれ?櫻井、俺ん家泊んの?」
「うん」
「…そっか」

二宮も慣れるはずが無いよな。

「俺、櫻井でいいから。」
「え?」
「兄弟とか思わないで、従兄弟みたいな感覚でいいよ」
「そ?んじゃ、そーしよっと」

ニコッて笑って、スキップを───

「…痛い」
「あ、腰?」
「櫻井、おんぶしろ」
「え?」
「可愛い可愛い弟がしろって言ってるんでしょ。おんぶしろ」

…二宮ってそうゆう奴だったんだ。
なんかもっと大人しいかと…。

「はーやーくー!」
「…しゃーねえな」

しゃがみこんで二宮を背中に乗せた。

「櫻井って背高いね」
「ん?そうか?」
「まあ、相葉には敵わないけど」

どこまでノロケんだか。

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