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マシュマロボイス

第15章 通り雨が近づく

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「相葉、帰ろ♡」
「うん、帰ろ♡」

何だかんだ、
二宮君を見ると元気が出る。

「そういえば、大野と潤君は?」
「あ、仲直りしたって」
「そっか」

ならよかった。
少しでも役にたてたかな…。

「あー、ニノー」
「ちょ、サトシ、待てって…」

校門を出た矢先、
後ろから追い掛けてくる二人。

「あ、智ー!」
「ニノー、ありがと」
「いえいえ」

「相葉もありがと♪」
「あ、うん」

俺はついでなのね。

「ごめんな、相葉」
「え?いやいや、大丈夫だよ」

わざわざ謝ってくれた潤君。

「恋人らしいこと、出来た?」
「ん、まあ♡」

二宮君と大野がイチャイチャしながら
話をしている。

「よかったね、潤君」
「ん、まあね…」

照れてるのか、首を掻いてる。

「んじゃ、
これから放課後デートなんで♡」

大野が潤君の腕に絡み付いた。

「俺らもだよね♡」
「うん♡」

二宮君の問いに
デレデレしながら答えた。

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