マシュマロボイス
第4章 “それが僕らだ”
(松本side)
「潤、またね」
「また、ノート貸せよ」
「おー、またな」
雅紀ともすっかり仲良くなって、
翔も俺がカズと付き合ってることを言わなくて安心したみたい。
まあ、そんなことはいいんだ。
今日はカズと約束がある。
「あ、カズ」
「……」
むっとした顔で、ふっくらと頬を膨らませている。
「あれ?俺、遅れた?」
ポケットからスマホを出して、
時間を確認する。
「遅れてない」
……だよな。
しかも、時間より早いし。
「カズ、早かったんだね」
「なっ!……う、ん」
いつまでも、初々しいカズ。
可愛く照れてる。
「じゃ、行こうか」
パッと手を引いて、歩き出す。
「うん。今日は何処に行くの?」
「何処行こうかー」
「決めてないの?」
「うん。ノープランデート」
「んーと…じゃあ……」
カズが俺の耳に顔を近付けて、
ボソッと呟いた。
「楽しいことしよ?♡」
「潤、またね」
「また、ノート貸せよ」
「おー、またな」
雅紀ともすっかり仲良くなって、
翔も俺がカズと付き合ってることを言わなくて安心したみたい。
まあ、そんなことはいいんだ。
今日はカズと約束がある。
「あ、カズ」
「……」
むっとした顔で、ふっくらと頬を膨らませている。
「あれ?俺、遅れた?」
ポケットからスマホを出して、
時間を確認する。
「遅れてない」
……だよな。
しかも、時間より早いし。
「カズ、早かったんだね」
「なっ!……う、ん」
いつまでも、初々しいカズ。
可愛く照れてる。
「じゃ、行こうか」
パッと手を引いて、歩き出す。
「うん。今日は何処に行くの?」
「何処行こうかー」
「決めてないの?」
「うん。ノープランデート」
「んーと…じゃあ……」
カズが俺の耳に顔を近付けて、
ボソッと呟いた。
「楽しいことしよ?♡」