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マシュマロボイス

第8章 こんなキモチ嘘じゃない

(相葉side)

ヤバい、ヤバいヤバいヤバい!

帰り道、人通りがほとんどない商店街を走りながら頭を冷やしていた。

どうしよう、どうしようどうしよう!

頭の中はそんなことで溢れていた。

どうしよう、ヤバいって!

俺が二宮君のことが好きってバレたし
潤君と二宮君は別れるし

大野と潤君は付き合うし。

まともなの翔ちゃんだけじゃん!

でも、翔ちゃんに恋人が出来たって話
聞いたことないな…。

翔ちゃん、恋人出来たことないのかな?

俺よりカッコいいのに……。

…って、違う違う!

今は翔ちゃんのことじゃないでしょ!
俺のことだよ!

どうすりゃいいんだよ!

明日から、どんな顔で二宮君と顔を合わせればいいの?

駄目だあ。

頭の中が、パンクしそ…。

「あー!もー!」

駄目だ。
悩んでても解決しないよ。

俺に出口を見出だせると思うか?
ううん、思わないよ。

だったら、早く寝ちゃお!
とにかく、寝て落ち着こう!

早く家に帰りたい一心で走った。

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