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20xx年4月―――


カナは嬉しさと不安を胸に高校の門をくぐった。


「カナ～～！！」



目の前から同じ中学だったユイが駆け寄ってきた。



「良かったよー！朝からカナに会えるなんて！ねぇ、クラス一緒だよー？すごい嬉しいっ！」



ユイは興奮気味にカナの肩をたたいた。



「はいはい。いたいから！でも私も嬉しいな！いこっか。」



カナとユイは歩いてクラスに向かった



その途中、カナは誰かと勢いよくぶつかった



ドンっ


「って～な。きおつけろよ…」


カナはぶつかった衝撃で地面に転びパンツギリギリまでスカートがめくれあがっていた。


「…ふーん。お前名前は？」


ぶつかった男は目元がキリッとしていて慎重も高く何故か色気があるイケメンだった。


「名前」



そう言いながらカナに手をさしのべた。


「あのっ、すみませんでした。名前は…一ノ瀬カナです。」



「でっ、なん組？」



「えっ？組はまだ…」


「わかったら知らせろよ。これラインのID。しらせなかっら探すから。」



とさっていった。


ユイは「カナ大丈夫？でもさ…イケメンだったねぇ。」


とカナを立たせて土をはらってくれた。


「大丈夫よ。知らんぷりしとけば。マンモス校だもん。わからないよ♪」


とユイはカナに言った。



《本当にそうかな…でも…ちゃんと謝らないといけないし。》



カナは不安になりながらユイとクラスへ向かった。


カナは、この先想像もつかないことがカナを待っているなんてこのとき知るよしもなかった。