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幸せな俺たちの物語

第25章 泣き虫だけど君は頑張ってるから

雅紀side

「あなたって真面目ですね。」

恋人によくそう言われる。

自分では「そうかな?」って思うけど。

今日は和が家に来ていた。

雅紀「明日って、PVの撮影だよね?」

和也「新曲で、すごくかっこいいらしい。」

雅紀「俺、踊れるかな…?」

和也「こないだあんなに練習してたから、大丈夫だよ。」

雅紀「うん!」

次の日。

リハーサルをして、本番で踊る。

「相葉さん、そこズレてます。」

雅紀「すいません。」

何回かやり直しをした。

雅紀「あっ…!」

ステップを間違えて転んでしまった。

「はい、カット!」

和也「相葉さん、大丈夫ですか?」

真っ先に和が手を差し出してくれた。

周りの空気が重い…

人よりダンスを覚えるのが苦手で、

こうして迷惑をかけるのがすごい嫌だった…

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