暮らしてみようか
第10章 アタックしてみようか1~with智~
智「さて、そろそろ寝ようか」
またふらふらな足取りで部屋に向かう智君
え「…う、うん、大丈夫!?」
智「だいじょうぶだよぉ…さあ行こう」
智君の部屋に二人で手をつないでいく。
そして布団に入る
私に背中を見せて、横になる智君。
なんだか、その背中がさみしそうに見えた。
え「智君…」
智「おいら、いらない…かな…」
え「そんなことないよ…」
智「おいら、リーダーだから。みんなのことはきちんと見ているつもり。
でも、たまには…」
え「甘えてもいいんだよ」
智「…うん」
私は、智くんを後ろから抱きしめた。
少し泣いているような気がした。