嵐しょーせつ。
第11章 明日に向かって
居酒屋に行って、ビール頼んだ。
乾杯の音頭は翔。
「じゃ。久しぶりの再会に感謝してー!かんぱーい!」
「「「「かんぱーい!」」」」
雅「はぁー。うめー。」
和「じゃ。話しよっか。雅紀は大学へ進学したの?」
雅「うん。建築士になりたくて。」
翔「へぇー。俺は医学部。」
潤「翔医者になるの?」
翔「まぁな。あの地震でもっと人を助けたいって思った。」
雅「柄じゃないけど、俺も。地震にも強い頑丈の建物を作るのが夢なの!」
智「いいねー。それ!おいらは美大生。」
和「へー。好きなことつけてるんだ。」
智「まぁね。和也は?」
和「俺?………雅紀と同じ大学へ進学したよ?」
???
雅「……???えーーーーーーーー!」
和「うるさいな。ってか気付かなかったんかよ。俺は大一から知ってるけど。」
雅「嘘。マジかよ。なんで話しかけてくれなかったんだよー。」
和「どういう反応かみたかったから。」
潤「俺は就職。」
雅「じゃ、それぞれ、夢に向かってがんばってるってことだね!」
俺らは朝方まで飲んだ。
久しぶりで楽しかった。
それぞれがいろんな想いを抱え、
明日に向かって。
一歩ずつ進んでいく。
END