嵐しょーせつ。
第20章 辛い時でも。
はぁー。
地元だー。懐かしいー!
あっ!あそこ、よくみんなと一緒に行ってたゲーセン。
あっ!あそこも!
何にも変わらないね。
いい思い出だ。
みんなはどーしてるんだろ?
潤くんだけ、就職したけど。
久しぶりに商店街を歩いてた。
ぼーっとしてて、よく前をあんまり見てなく、
誰かと肩がぶつかった。
俺はゆっくり歩いてて、向こうは急いでる感じだった。
?「すみません。急いでたもので。」
和「いえ。大丈夫です。」
?「じゃ。」
俺は再びあるきだした。
?「和?和だよね?」
和「え?………雅紀。」
雅「わぁー。和だ!戻ってきたの??」
和「まぁな。そーいえばお前急いでるんじゃ??」
雅「やべっ。取り引き先におくれる。ごめん。これ俺の連絡先。変えちゃって和に伝えてなかったから。はい。じゃー。」
和「おう。じゃあな。」
俺はあいつと再び会えて嬉しくて。
相変わらず元気だなぁー。
だけど、あいつは今重い出来事を背負って生きてるなんて。
俺はまだ知らなかった。