嵐しょーせつ。
第23章 助けて…………
高1からずっといじめられてたから
足とか手とかにはあざとかできている。
もうこれも慣れた。
親や先生や先輩にはとても心配されるけど、
いつも
“大丈夫だよ!心配しないで!笑”
笑顔で返してた。
今日もいじめられ、次の日もまたもや次の日も。
毎日毎日やられてる。
そんな毎日送りたくないよ。
友達作って、楽しく過ごしたかった。
俺は幼なじみ、和也がそばにいてくれたらいいって
思ってたのに……
けど、ある日。
またいじめられて、もう辛すぎて、
屋上へ逃げて、1人泣いてた。
痛くてってことではなくて、我慢の限界だった。
泣きじゃくってた時に、
屋上のドアが開いた。