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しばらくして、

和たちが俺の部屋にきた。


和「潤くん？大丈夫？」

雅「話たくなければいいんだけど、何があったのか教えて欲しい。俺らも話すから。」

潤「うん。小6の時さ俺ここの施設に来ただろ？あれは捨てられたんだ。小1の時に、お父さんが病気で亡くなって、お母さんはそれから、ずっと男と付き合っては別れてその繰り返し。家もあけることがあったんだ。そのたんび俺はずっと家にいて。ある日突然、家に帰ってこなくなって。1週間2週間と過ぎて、ドアが開いたとき、やっと帰ってきたって思ったら市役所とか児童所の人がきて、俺は捨てられたんだって思った。」

翔「そんなことがあったんだ。」

潤「だから、大人の人はもちろん。最初ここにいる人たちも信じてなかった、和が初めて話しかけてくれて、みんなと友達になってこの4人なら信じてもいいかなって思った。」

智「そっかぁー。俺らも似たようなことだからね。」

雅「俺は両親事故に遭って死んじゃった。弟もいたんだけど、弟は小さい頃から身体弱くて、病気で死んじゃった。だから親が死んだとき、弟しかいなかった。だけど、一気に家族を亡くして、辛かった。俺は小4の時にこの施設に来た。」

翔「雅紀が来た時、俺はいたよな。俺は赤ん坊の時、捨てられた。櫻井翔っていう名前も、そこに残して、捨てられたんだ。だから、この施設中では一番長くいる。親の顔も知らないから。大人の人のこと信じる前に、どーいうことなのかわかんない。」

和「俺は、雅紀と同時期に施設に来たんだー。俺は、潤くんと同じだ。俺もある日突然、いなくなって。大きくなった時、聞かされたんだけど、結婚して、新しい家族持ってるって。」

智「おいらは中1の時に来たの。ここに。小さい頃、親が死んじゃって、お母さんの兄弟のところに預けられたんだけど、辛くて。虐待もうけてた。それが見つかって、俺は施設に預けられた。俺も施設入ったとき、信じられなかったよ。」

潤「みんなそれぞれ思いがあったんだね。」

雅「うん。けど、今の生活楽しいし。」

和「これからもずっとね？」

翔「そうだね。」