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嵐しょーせつ。

第28章 兄弟


新しい生活が始まった。



まだ慣れなくて、


友達感覚。


急にお兄ちゃんができて、


なんか落ち着かない。





実は




もう一つ言ってなかったこと。







俺と和也は血繋がってない。



亡くなったお母さんとお父さんが結婚して、


俺が3歳。

和也は2歳になったばかり。



和也は物心ついてなかったから。


俺も後から聞かされ、和也には言わないでおいた。



いつかね。
言える時になったら俺が言うつもり。



それから10年でお母さんが亡くなって、

俺とお父さんは血繋がっているけど

和也はもう血繋がっている親戚はいなくなってしまった。


和也はまだ知らない。



まぁ、言える時になったらね。高校生になったら。


今は小学生。


和「雅にぃ?どうしたの??」

雅「んー?ううん。大丈夫。たくさん食べろよ。」

和「うん。」

雅「あと潤も。たくさん食べろ。」

潤「はーい。」

翔「雅紀はしっかり者だね。」

雅「そう?」

智「長男だったからね。上は結構しっかり者が多いらしい。」

翔「そうだよね、にぃはしっかり者じゃないもんね。」

智「そんなことないよ〜。」

雅「まぁまぁ。にぃと翔にぃはしっかり者だよ。ね?和也。」

和「ん?うん!こんなにいいにぃをもって、俺ら幸せだよな。潤」

潤「うん!まぁね。」

雅「おっ。俺そろそろ学校行かなきゃ。にぃたちも行こう。」

智「おう。じゃ。」

翔「いってくるね。和也も潤も食べたらちゃんと行って来なさい。」

和「はーい!いってらっしゃい!」

潤「バイビー!」


俺ら中学生組は小学生組より早く行かないと間に合わなかったから


先にでた。

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