嵐しょーせつ。
第34章 幼なじみ
雅紀said
俺には幼なじみがいた。
翔、和也、智、潤。
智は小3の時、お父さんの海外転勤で、アメリカへ行き、
翔と潤は親に勧められて中学生になる前カナダへ。
和也は中2の時交換留学生でアメリカへ。
どんどん幼なじみがいなくなってく現実に我慢してきたのは
俺、相葉雅紀
和也が行ってから、丸3年。
俺は高2になっていた。
幼なじみとは連絡取り合ってるから寂しくない。
けど、俺は幼なじみに言えないことがあった。
それは………イジメだ。
何がキッカケかわからないけど、
多分、人見知りで地味だからだと思う。
5、6人の不良グループに毎日のように
殴られたり、蹴られたり、
俺は小さい頃から体が弱くて、
喘息持ちだった。
当たり前のようにやられて、
高校生になる前まで落ち着いてきた喘息が
また、再発的なことになって。
辛い毎日を送ってた。
けど、ある日。
そんな毎日が続くと思ってたのに
こんなことが起きるとは………。