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嵐しょーせつ。

第34章 幼なじみ


高2の6月。



また朝からあいつらに呼ばれて、


言うこと聞かないと怖くて、
臆病者だから。勇気出なくて。



またいつものようにやられた。




屋上で当たり前のようにやられていたら…………。



?「…………おい!お前ら俺の幼なじみになんてことするんだよ!!」


「誰だてめぇー。」


?「聞こえなかったか?雅紀の幼なじみだって言ってんだよ!」


声がした方を向くと。


雅「……か……ず…な………り……」

目の前にいたのは


3年前に交換留学生でアメリカへ行った。和也だった。


和「早く出てけよ。ほら!」

「ちっ。覚えとけよ!」


あいつらは屋上を後にした。

和「……雅紀!大丈夫か?」


雅「うっうん。ってか。なんで、和也いるんだよ!……その制服!!」


和「まぁだいたいはわかるだろ。帰ってきて、雅紀の高校探して、転校してきた。笑雅紀と一緒にいたくて笑」


雅「うぇーん。和也!怖かったよぉ〜。」


和「もしかして、お前ずっといじめられてきたのか?」


雅「うん。1年前から。」


和「なんで言わなかったの?」


雅「みんなアメリカとかで頑張ってんのに、言ったら迷惑かなって。」


和「そんなの気にしなくても良かったのに。とりあえず俺は帰ってきてるんだし。もう大丈夫だよな?」


雅「うん!クラスは?」


和「B組!」


雅「俺も!ヤッタァー!一緒だ!!」


和「マジで!やったぁー。」


和也と感動の再会。



あと3人集まればまた戻れるのになぁ〜。


とりあえず教室に和也と一緒に向かった。

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