テキストサイズ

嵐しょーせつ。

第35章 ひまわり


和said
回想シーン

和「お母さん!海に泳ぎに行こうよー。」


「お母さんはいいよ。和くん。お姉ちゃんといってらっしゃい。」

「和くん行くよ?」


和「はーい!お姉ちゃん待って!!」


俺はまだ5歳の時。


千葉県に遊びに来ているの!


海で泳ぎたくて、楽しみにしてた!




けど…



迷子になってしまった。




お姉ちゃんとはぐれてしまって、


お母さんたち見つけられなくて、



一人で静かに


人気がないところで座っていた。


そんな俺に……


?「……どーしたの?迷子になっちゃったの?」


誰だ?って思って顔上げたら、


俺と同じぐらいの子が

?「あっ。ごめんね。ボクは雅紀!相葉雅紀。」

和「うん。ボクは和也。二宮和也。迷子になっちゃった。」

雅「そっか。じゃあお母さんたちが来るまで遊ぼう?ボク、ここ地元だから一人で遊んでたんだー。笑」

和「うっうん。」


そいつは


太陽より眩しい笑顔をして、


ひまわりのような笑顔だった。


悪い人ではないようだ。

和「……何して遊ぶ?」

雅「うーーん。じゃ!貝殻探さない?結構綺麗な貝殻見つかるんだ!」

和「本当に?じゃ探して交換しよ?」

雅「うん!」


お母さんたちが来るまで、

雅紀くんと遊んで貝殻探して

雅「見つけた?和也くん。」

和「うん!」

僕たちは交換して、

雅「あっ。名前描こうよ。ボクが和也くんの名前書いて、和也くんがボクの名前書いてどう?」

和「いーね。それ。そうしよう?」

それぞれ下手ながら名前を書いて、


しばらくしたら


お母さんたちが戻ってきて、


雅紀くんと遊んだこと、貝殻は一生の宝物になった。

雅「見つかって良かったね!また、会おうね。その時まで貝殻を和也くんだと思って、お互いね。」


和「うん!じゃ。また会おうね!」


雅紀くんと別れて、


いい夏の思い出になった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ