嵐しょーせつ。
第39章 曇りのうち晴れ
潤「お前もそのこと言いに来たんだろ?」
智は黙ったまま。
けど、急に手を掴まれ、
外へ連れ出された。
連れ出された場所は、智の部屋。
雅「わぁー。すげー!」
智「……雅紀。今までゴメン。これ、全部幼なじみのこと思って描いてた。雅紀にはこれをみせたくて。」
渡された一つの絵。
雅「これって?」
智「俺の気持ち。気持ちを絵にしてみた。おいらのこと信じて……もう辛い思いなんかにさせない!」
雅「ありがとう。智」
久しぶりに、智の頭をグシャグシャにして、
智「ふふっ笑懐かしいー。」
雅「みんなもありがとう。やっと、元の生活にもどった。」
潤「こんなことしたのに……信じてくれてありがとう。」
智「ありがとう。」
雅「もう!いいじゃん!俺、ずっとみんなのこと信じてたし。」
和「ふふっ笑」
翔「けど、遅すぎるよ!潤も智も。」
潤「だってー!こころの準備っていうものだってあるだろ!」
和「まぁまぁ落ち着いて。」
智「ふふっ笑」
雅「俺、みんなのこと信じていて本当に良かった。」
和「雅紀!」
和也は俺のこと抱きしめて、次から次からとみんな抱きしめた。
雅「暑いよー笑」
気づいたら、智の部屋に寝てたみたい。
智のお母さんが俺らのこと親に伝えてたみたいで。
制服に着替えて、
いつも通りドアを開けたら、
目の前には俺の大切な幼なじみたちが笑って、
翔「遅いよー。」
潤「行くぞ!」
智「早くー早く!」
和「ほーら!」
元通りの生活。
そのことが嬉しくて、
雅「うん!」
もう離れてかないでね。
俺の大切な幼なじみ。
end