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嵐しょーせつ。

第42章 ダメ男


雅紀said

俺は相葉雅紀。


地味で暗くて、人見知りで。


けど、唯一話せる人は、幼なじみだけだ。


友達もいない。



幼なじみとは俺だけクラスが離れて、


クラスではひとりぼっち。


だから毎日、休み時間か昼休みに、幼なじみは

俺のところに来てくれる。


今日も、

「キャーーーー!翔くんだー!」


翔が遊びに来てくれた。

翔「ちょっとゴメンね。雅紀ー!」

雅「んー?」

翔「なぁー、これさ教えてくれない?」

雅「うん。いーよ。」

翔はわからないところを、俺に聞いてくる。


翔はイケメンで、女子からも男子からも好かれる
サッカーのエース。


それに比べて、俺は地味で暗くて目が元々悪く、メガネかけて。

翔「雅紀。コンタクトに変えたら?潤もそうなんだし。」

雅「痛いの嫌だから、やめとく。笑」

翔「そう。サンキュー。また昼休みに!」

雅「うん!」

「翔くーん!こっち向いてー!」

「あっ!潤くんも和也くんも来てるわよ!」


キャーって騒いでるぐらい、俺の幼なじみたちは人気者だ。

和「雅紀。遊びに来たぜ。」

雅「相変わらずすごいねー。」

翔「うるさいけどな笑」

潤「本当。」

キャーキャーうるさいな笑


けど、幼なじみは俺のそばにいてくれる。


「智くんも!やばー!なんで、相葉の元に行くんだろ?」

「本当、汚れるわ。」

智「誰が?汚れるって?おいら達が雅紀の元へ行ったらダメなの?」

智は教室へ入る時、その言葉を言うだけで、女子は

「ううん!そんなことないわ!」

智「ふぅー。疲れた。」

雅「アイドルだね。みんな。俺、地味だから一回だけでもいいからキャーキャーと言ってもらいたい笑」

本当にそう思う。


休み時間が終わり、幼なじみと別れた後、


女子から呼ばれた。

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