嵐しょーせつ。
第51章 ユメニカケル
4年後……
俺はあれからたくさん勉強し、
コンクールで優勝したり、
デザインの事務所からスカウトされたり。
だけど、俺は日本で活躍するデザイナーになりたく、
断った。
みんな……
俺、頑張ったよ。
もう少しで会えるよ。
ニューヨークで勉強してよかった。
今日、俺は日本に帰る。
ニューヨークにさよならを言って、
日本行きの飛行機に乗った。
………
あー。やっと、着いたぁ〜。
日本だ。5年ぶりだ。
ふぅー。
疲れたなぁ~。
俺はゲートを通り、
出口から出た。
「にいちゃん!」
そこには、弟がいた。
雅「おぉー祐介。ただいま。」
「おかえりなさい!にいちゃん!」
あっ。っていう顔した弟は、
「俺、先に帰ってるわ。にいちゃん、楽しんできて。」
へ?
弟は颯爽と帰っていった。
俺の大きな荷物を持ちながら。
なんでだろ?
……!?
そういうことか。
雅「みんな!」
4人は4年前とすっかり変わっていて、
落ち着いていた。
雅「ふふっ笑ただいま!」
和「おかえり。」
智「おかえりなさーい!」
翔「おかえり!」
潤「おかえりなさい!」
雅「みんな、仕事大丈夫なの?」
翔「おう。だって、俺ら会社立ち上げたんだぜ。」
…………え?
雅「へ?なんで?」
智「特にやりたいことがなくて、じゃ、共通な仕事に就こうって言って、立ち上げた。」
雅「へー」
和「そこで、お前にはこの仕事受け持って欲しいんだ。」
みると、服のデザイン。
雅「へ?みんななんの仕事してるの?」
和「俺は、建築家。」
翔「俺は写真家。」
智「デザイナー。」
潤「ファッションコーディネーター。」
雅「え?智デザイナーなの?」
智「うん!おいらじゃ手が回らないから雅紀にもお願いしたくて。ってか、一緒にここで働かないか?」
雅「いいの?」
和「おう。ってかお願いします。」
雅「任せて!」
俺は、再会して、
仕事も見つかって、
4人と同じ会社で働けて、
幸せものだな。
ありがとう
end