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嵐しょーせつ。

第59章 大切なキミ。


雅紀said


「あいつってメンバーにいらないよな。」

「完全にあいつが足引っ張ってるよな。」


ウゥ…



また言われてる。


聞こえないと思って言ってんのかな?



俺は1人の収録終え、


楽屋に戻るとき、


五人での番組のADたちが

俺の悪口を言っている。



耐えて、我慢して

俺は楽屋に入った。


もちろん1人の仕事だから

メンバーもマネージャーもいない。

ひとりぼっちの楽屋。


だから

雅「ふぇ……うぅ……泣」


俺はその場で泣いてしまった。



10周年も終え、11年目に入った嵐。


悪口はその3年前の7周年のころからだった。

ちょうど、嵐が初めてオリコンチャートに入り、

人気が急上昇した。


五人での番組もたくさんあって、頑張って

仕事してたはずなのに……


そんなこと言われると、やっぱ、俺は嵐にいらないんじゃないかなって思い始めた。



メンバーはそんな俺のことなんて気づいてない。

ってか気付かれたくない。
弱いとこなんか見せたくない。
泣いているところなんか……


俺は1人でマンションに帰り、


ビール飲んでいた。

ピロリン……

「相葉くーん!今、◯◯のお店でリーダーと飲んでるから暇だったらきてー! 潤」

松潤からだった。


俺はメンバーに誘われたら断らないんだけど、


ただこの日は……

「ゴメン。今日は忙しくて行けないや!リーダーと楽しんで!笑雅紀」
送信っと。
「ちぇー。ニノと翔くんも来るのに、相葉くんいないと寂しいじゃん!まぁ仕事なら仕方がない。頑張って!潤」

ニノも翔ちゃんも行くんだ。

今日は1人でいたかったから。

まず、松潤は優しいね。

なんでも…


雅「うぅ…頭痛い……」


明日はニノと仕事か。


寝ないとつっこまれるわ。笑

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