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嵐しょーせつ。

第63章 帰ってきた

和也said
雅「みんな!ゴメンね。」

和「なぁ。なんで、理由教えてくれないの?」

雅「うん…ちょっと今、大変でさ。行かないといけないんだ。」


あれはもう、8年前。


俺らが18の時。

突然あいつはこの街を離れないといけなくなった。

雅「じゃーね!みんな!」

翔「うっうん。」

智「…」

潤「…」

智と潤は黙ったまま。

怒ってる。


だって、理由も教えてくれないから。


雅紀は笑って、俺らに別れを告げた。


幼なじみなのに、どーして、突然居なくなるの?



急に俺らの前から居なくなってしまった。



8年後…

和「よー!」

翔「和也おっそいよ!」

和「悪りぃな。あれ?智は?」

潤「智は残業で少し遅れるみたい。」

和「そっか。」


俺らは26歳になり、今日は幼なじみと飲みに行く。

あいつがいなくなっても、俺らはずっと一緒。


まぁ、雅紀がいればもっといいんだけど…

智「わっりぃー。遅れちまったよ。」

和「いいぜ!よし!飲もう!」

俺らは酔うまではいかないけど、

たくさん飲んだ。


4人とも実家暮らしだから、

帰りも一緒。


フラフラになりながら歩いていた。


フッと公園を見ると、

暗くてあまり見えなかったけど、


紛れもなくあいつだった。

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