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雅紀said


幼なじみと一緒に過ごしてきた、


この街。


8年前俺はある理由でこの街と離れた。


だけど、


俺は、その理由を幼なじみに教えなかった。



その理由はお母さんが病気だってこと。


お父さんは元々、お母さんのそばにいたからこの街にはいなかった。

弟と二人暮らしだったけど、

お母さんの病気が悪化して、


俺らもそっちに住んで共に生活しようってことになった。


だけど、1年前、

雅「……母ちゃん！母ちゃん！」

「……ま……さき？も…う…あん…たは自由…にし…な…さい？」

雅「母ちゃん！」

母ちゃんは俺にその言葉を残し他界した。


「雅紀はあの街に戻りたかったら戻りなさい。」

お父さんにも言われ、


俺はあの街に帰る決心がついた。


8年ぶりに

この街に帰ってきて、


前のお家は何かあった時用のため売り払ってなかった。


だからそこに一人暮らしする感じで戻ってきた。


どこも、歩くと懐かしくて、


幼なじみとよく遊んでいた公園に俺はフラーっと

寄ってみた。


雅「はぁ…懐かしいなぁ〜。」

俺はブランコに乗り、

星がたくさん光ってる夜空を見上げてた。


？「……雅紀！？」

ぼーっとしていた俺は我に返って、


声がした方にかおを向けた。

？！