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嵐しょーせつ。

第72章 笑顔を取り戻せ!



ふぅー。


なんか懐かしいな。


地元ってやっぱり

俺の中では一番だよ、、



翔「なーに。懐かしい?」

和「うんまぁね。」

潤「だよなー。」

智「ふふっ笑」


俺は、こいつらと一緒に

大学は県外に進学した。


ここの4人含め、雅紀と


赤ちゃんからの幼なじみ。

いつも5人でこの街で過ごしてきた。


雅紀は、家の会社を継ぐため、

大学へ行かず、この街にも一人だけ残った。



俺らはそのまま、

実家に向かった。

和「じゃあな。」

潤「おう。」


ふぅー。実家に帰ってきただけなのに、

こんなに緊張するもん?


ガチャっ


和「……ただいまー。」


挨拶すると、


リビングの方から

「…和也ーーーー!おかえりなさい。」

和「…母ちゃん……」

母ちゃんが俺に抱きついた。

「疲れたでしょ。部屋でゆっくり過ごしなさい。」

和「おう。」

キャンキャンって鳴いてるのは

コーギーのメル。

和「メルただいまー!」

俺はメルに挨拶して、

部屋に向かった。


ベットに寝転がると、


ピロリン。

ん?

誰だ?

“大変だ!今すぐ俺ん家に集合! 翔”

翔?


なんでだ?


とりあえず俺は翔の家に向かった。


和「なんだよ。」

智「ゆっくりしようとしたのに。」

翔「それどころじゃないんだって。」


バタバタっ
潤「……どーした?!」

翔「とりあえず座って。」


翔は俺らを落ち着かせ、


喋り出した。


翔から出た言葉に俺らは一瞬耳を疑った。


雅紀が行方不明?


雅紀の家は倒産した?


おじさんは自殺。おばさんは失踪。

弟は親戚のところへいるらしい。


潤「…嘘だろ……」

翔「俺の母さんが言ってたんだもん。」

智「…雅紀はどこにいっちゃったの?」

3人は動揺隠せず、俺も。

和「…マジかよ……雅紀……」


雅紀……


お前、どうしちゃったんだよ。

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