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嵐しょーせつ。

第73章 お帰りなさい。

〜回想〜
雅「僕ね……




…………引っ越すことになったの。」


和「え?」

雅「ごめんね。和也くんも翔くんも潤くんも智くんも僕のこと忘れないでね。」

翔「忘れないよ?」

潤「また、戻ってきてよ。」

智「雅紀くん!おいら達のことも忘れないでね。」


雅「うん!だって、僕たち幼なじみでしょ?笑」


そう言って、雅紀くんはこの街から離れた。

まだ、俺らが8歳の時。

赤ちゃんの頃からずーっと一緒だった俺たちは、

やっぱ寂しいし、



何より、会いたい。





そう思って、もう9年の月日がたち、




俺らは高2の年になっていた。


2015年の夏。


翔「あっちーな。笑」

潤「んー。なんとかならないのか?笑」

智「アイス食べたい。」

和「智奢ってよ!」

智「えー!やだ!」

わぁーわぁー騒いで、

学校に登校した。


俺たちは、全員同じクラスで、


窓側の席で、
4人がまとまって、いつも授業受けている。


智の隣に

なぜか一つの席が増やされていて、

智「転校生来るのか?笑」

翔「どうだろうね?」

潤「あっちー!」

和「こっちまで暑くなるから言うなよ。笑」

キーンコーンカーンコーン……
朝礼が始まるチャイムが鳴った。

「おーい!みんな!席につけ〜!」

みんなは先生の言うことを聞き、

自分の席に座った。


「今日は、新しい仲間がこのクラスに増えるぞ。おーい!入れー!」


転校生?


ってかこの時期にかよ。笑


先生の合図と共に教室に入ってきた。



………ん?


俺は一瞬目を疑った。


潤たちとも目が合い、

翔「まさか……」


智「……雅紀??」


「えーーーっと。自己紹介よろしく!」

雅「…相葉雅紀です……よろしくお願いします。」


やっぱり、



9年前に引っ越したあいつだった……

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