嵐しょーせつ。
第74章 五つ子の絆。
和也said
俺は、やっと雅紀に会えて嬉しかったのに。
迷惑はね?
もちろんめっちゃかけられましたけど……笑
だけど、
ヤンチャな雅紀と違って今は
落ち着いていて、
1人前の男性になっていた。
なのに、なんで?
逃げんの?
俺らは思わず、雅紀のことを追いかけた。
あっ!あそこだ!
俺は雅紀の背中に飛び込んだ。
雅「……んだよ……」
和「…ねぇねぇ!もうさ、戻ってきてもいいんだよ?
俺、また雅紀と一緒に過ごしたいな!」
潤「…そうだよ!和也の言う通り!
あと、俺らのにいちゃんなんだから、
もっとにいちゃんらしいことしてよ!
この7年の空白をさ!」
雅「…なんで?俺、お前らに迷惑かけたよ?」
翔「まぁ、迷惑はものすごくかけられたけど、
それより……お前のこと心配してたよ?」
雅「…え?」
智「ふふっ笑もちろんおいら達と母さんずっと。
実はね……父さんが死ぬ前にこう言ったんだよ……
『……雅紀のこと宜しく頼むな』って。」
……嘘だろ?
親父にあんなこと言ってしまったのに?
翔「……信じてないだろ?笑
本当だよ、これは。
多分、父さんもあんなこと言って後悔してたと思うよ?」
和「あとね!父さん実は……
お前の仕事コッソリ見てたんだよ?」
へ?
マジかよ……
潤「父さん、雅紀のこと心配してたんだよ。
だからもう、俺らと離れなくていいんだよ?
ってか俺らのそばにいてよ。」
翔「ふふっ笑そうだよ。俺らだけじゃ、
和也と潤のお世話も大変なんだから。笑」
和「えー!そんなこと。」
……
いいのかな?戻っても。
4人がワイワイ言ってることがなんか懐かしくて面白くて、
雅「ハハッ笑みんな、ありがとう。」
智「やーーっと笑ってくれた笑」
俺は4人の顔を見て言った。
雅「……俺、また、みんなと一緒に暮らしたい……ダメかな?」
質問すると、
和「よっしゃ!母さんのところに戻るぞ!」
和也は俺の手を引っ張って、
会場へ戻った。
智達が、母さんに伝えてくるといい、
しばらくすると、
「……雅紀!?雅紀!!!おかえりなさい……」
母さんは俺のこと抱きしめてくれた。
それから、母さんと兄弟4人と一緒に
また再スタートした。
end