嵐しょーせつ。
第85章 守るんだ…
和「にぃに♡おはよぉ〜♡」
雅「おっ、ちゃんと起きたね。
えらいえらい。和也くんえらいねぇ」
和「ふふっにぃにの卵焼き食べたい♡」
雅「作ったよ?
ほら、顔洗っておいで?」
俺と和也は兄弟。
和也は性格が子犬系で可愛いやつ。
俺の自慢の弟。笑
俺らの親は…
お父さんは俺が17歳。
和也がまだ5歳の頃
病気で亡くなった。
その直後。
お母さんは俺らのことおいて
この家から出て行ってしまった。
まだ小さかった和也は施設に預けようと
思ったが、俺はやっぱり弟のことを
見放したくなかった。
だから、お父さんお母さんの代わりに
兄貴の俺が弟の和也わ守ると決めた。
和「いただきまーす!」
和也は高校生まで成長した。
あの頃はお母さんはどこ?って
聞いていたけど、今はもう聞かない。
ってか多分もう気づいてんだろな。
和「ん?にぃに?どうしたの?」
雅「ん?大丈夫。たくさん食べろ?」
和「うん♡この卵焼き最高♡」
和也はたくさん食べて、
和「じゃ、にぃに行ってくる。
帰りはまた遅いの????」
雅「うん。なるべく早く帰るから」
和「わかった!じゃーね!」
俺は和也を見送って、
皿洗い済ませ、
雅「あっ。やべっ、仕事遅れる。」
早く着替えて、準備して
慌ただしく外へ出た。
雅「ふぅー。間に合ったぁ〜」
「お疲れ様です。相葉さん♡」
雅「どうも。」
この人はこの会社の同僚。
やたら俺のこと追いかけてきたり、
こうやって、話してる語尾に♡マーク
つけるし。
気にくわないってかあまり好きじゃない。
俺は今日も仕事をスタートさせた。