嵐しょーせつ。
第88章 出会い
雅「先生いないね。
ニノ、そこに座ってて?」
和「はい。」
足はどんどん膨れ上がっていた。
雅「ちょっと後で病院行こう。
見てもらおう。な??」
和「え。はい。」
悔しかった。
せっかく、レギュラー入れてもらって
練習も試合もできたのに。
雅「ニノちゃん?泣くな笑」
え?俺…いつの間にか泣いてたの?
雅「そんなことで
レギュラー外さないし、
ニノちゃんは俺らの大切な大切な
仲間なんだから。ね??」
相葉先輩は俺の頭を撫でて、
雅「ニノちゃんは、
昔っから、泣き虫だね。笑」
……え?
和「…先輩??」
雅「ごめん笑
昔、俺ら会ってたんだよ?
お前が転んだ時」
…あっ。
相葉先輩って、あの助けてくれた
男の子???
和「嘘…」
雅「思い出した????笑」
和「はい。覚えてたんですけど
まさか先輩だとは。」
雅「ひどーーい!笑
俺、桜見にいったときから
気づいてたんだよ??」
和「え??」
雅「まぁ、いいや。」
俺はおもわず先輩の手を引っ張り
抱きしめた。
雅「…ニノちゃん??」
和「…グスッ泣先輩…
あの時は本当にありがとう」
雅「ふふっ笑いいえ。」
先輩は俺の背中に手を回し、
優しく抱きしめてくれた。
それからは病院に行って、
部活も充実した毎日を送っていた。
相葉先輩は、3年生が引退して、
キャプテンになった。
そして、
雅「今日は俺がキャプテンになる代わり、
副キャプを決める。ってか決めている」
先輩は俺の顔を見て、
雅「ニノちゃん。お前に副キャプ任せる。
みんな!いいな??」
和「へ?あっ!頑張ります!」
俺は副キャプに抜擢され、
後輩が入ってきた春。
俺は先輩に、
和「先輩。」
雅「んー?」
和「先輩のことが好きです。
付き合ってください。お願いします」
告白した。
恥ずかしくて顔はあげられなかったけど、
ギュッと優しく抱きしめてくれて
雅「喜んで笑」
無事に先輩と結ばれた。
それから一年…先輩たちは
卒業して、俺は相葉先輩から
キャプテンを任命されて、
毎日楽しく過ごしている。
end