嵐しょーせつ。
第89章 4人の仲間
雅said
ガラっ
ドアを開けた瞬間、
粉がふいたスポンジみたいなのを
投げられた…
クラスメイトはみんな笑ってるし…
これはいつものこと。
俺はそのまま、席に着いた。
「なんなんだよ。笑」
「あいつ、芸能界デビューしてさ、
でっかい顔づらしてさ笑」
「マジでありえねぇ笑」
そう、俺は、
嵐っというアイドルグループのメンバー。
運が良く去年の夏、デビューすることが
決まり、その年の冬にCDデビューした。
だけど、そんな俺を
受け止めてくれなくて、
友達もいない俺は、ただ
イジメを耐えながら、
日々過ごしていた。
授業中には、
先生が黒板に向くと、
一斉に紙くずを投げられる。
次の授業の準備していると、
机の中から
カッターできり刻んだであろうノート。
そこには
『バカ』
『死ね』
『消えろ』
そのことば。
泣くのを我慢して、
乗り越えた。
昼休み…
ガラっ
?「相葉くーーん!」
ドアの先を見ると、
後輩の2人。
雅「うん。」
和「何やってんの??笑」
潤「昼ごはん食べたら
仕事に行かないといけないんだから」
雅「ごめんごめん。笑」
後輩だけど、後輩じゃない。
この2人は俺の大切な仲間。
メンバーだ。
和「何これ!」
ニノは、
1つのノートを指した。
俺は、
雅「またやられちゃった笑
ついてないよや、俺、」
ニノからノートを奪い、
雅「ほら、行くよ?」
潤「無理すんなよ。」
松潤にも慰められて、教室から出た。
お昼を食べて、
仕事に向かった。