嵐しょーせつ。
第91章 どうしちゃったの…?
彼は
小さい頃から、
彼の両親は、ケンカが絶えなくて、
毎日のように、ボロボロになるまで、
やられていたみたい。
彼の名前は二宮和也。
俺らはまだ、小学1年生。
7歳にしては今考えれば
辛い現実だったと思う。
和は、毎日のように俺らのところに来て、
誰かの家に泊まっていた。
それが2年ぐらい続き、
俺らは小学3年生になっていた。
和の両親は、離婚した。お母さんは逃げたのだ。
親権は話し合った結果、
お母さんは世話するのは無理だって。
お父さんになった。
そして、
和「今までありがとう。僕、お父さんと一緒に
お父さんの実家に帰ることになったんだ。
ごめんね。だけど、
絶対に戻ってくるから。待ってて????」
それを言い残し
和は俺らの住んでいる街から
いなくなってしまった。
しばらくして、
和が住んでいた家は
違う家族が引っ越してきた。
俺らは和がいなくなってしまった
ことに泣きそうになったけど、我慢した。
…時は流れ
雅「しょー!!」
翔「わぁなんだよ!…もしかして…?」
雅「おっ!察しがおはやい!
数学の課題みせてーーー!」
翔「えーやだよぉ〜」
智「おいらも!」
翔「お前もかよ!!笑」
雅「だって、難しくて
わかんないんだもん。な?智」
智「うん、それに頭いいもん。」
潤「俺にも見せてくれたら
ありがたいんだけど…??笑」
翔「はぁ〜…もぉー!早く写せ!!!」
雅「サンキュー!!」
翔はバンッと俺らに
ノートを渡してきて。
俺らは急いで答えを写した。
おかげで怒られなくて済んだよ。
雅「ありがとう。翔。」
翔「まぁ、幼馴染が先生から
怒られてるところ見たくねぇーし。
助け合っていかないとね?」
雅「ふふっ笑ありがとう。」
そうだよ助け合っていかないとね?
俺らはたくさん助け合って過ごしてきた。
いつ和が戻ってきてもいいように
居場所もちゃんと作っている。
何買うにしても、和の分も買っている。
だからいつでも戻っておいで?
戻ってきたら、俺らが力一杯
抱きしめてやるから。