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嵐しょーせつ。

第91章 どうしちゃったの…?


和「…俺さ、

親父が死んでからずっと一人ぼっちで

こんな時お前らがいたら辛いことも

なかったのにって、

だから違う道にズレてしまった。

無理やり居場所を作った。」

和は何があったのか全部話してくれた。

翔「…辛かったね…」

智「和は、ちゃんと俺らのこと

覚えてくれていたんだね…」

和「当たり前だよ。

俺が言うのもあれだけど。

幼馴染の顔は忘れないよ…」

潤「和…ありがとう。」

和「ううん、俺の方こそゴメン。

だけど、俺の居場所残してくれて

ありがとう。雅紀…」

雅「ん?」

和「さっき。殴ってゴメン。
痛かったよね…?」

雅「笑大丈夫大丈夫。

俺は和が戻ってくれるだけで嬉しいよ…?」

和は笑った。

和「みんな。ウザいとか

言ってゴメン。本当は昔みたいに

和って呼んでくれたことも話しかけてくれたのも

嬉しかった。本当にごめんなさい。」

翔「ふふっ笑もういいよ。」

しばらく話していると、

和「あっ!それって!

結構有名なアーティストのライブグッズ?」

和は俺らのカバンについていたものを

みて目を輝かしていた。

雅「そうそう。これ、やるよ。」

俺はカバンについてた2つのやつを

1つ和の元へ。

和「え?いいの??」

潤「うん!だって

和にあげるために買ってんだから。

今度一緒にライブ行こうぜ!」

和「うん!」

智「他にもあるよぉ〜?」

智はペンケースから

修学旅行のキーホルダーを外し、

和に。

和「わぁ、カッコイイ奴笑

いいなぁ〜〜俺も行きたかった。」

雅「俺らね、お揃いのもの買う時は

絶対に和の分も買っていたんだ。

だからそれぞれの家にそれがたくさんある。笑」

和「マジで?笑」

それから和は、

俺らの元へ戻ってきてくれた。

そして、金髪だった髪も黒髪に

制服はある程度の着崩し。

ちゃらちゃらしてたのが嘘のような

和に戻った。

カバンにはお揃いのストラップ。

ライブグッズがついている。

5人で1つなんだ。

雅「和!!カフェオレ飲みに行こうよ!」

和「え〜〜また??笑奢れよ!」

和…

もうどこにも行かないで。
俺らから離れないで。

俺らが絶対お前を守るから。


end


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