嵐しょーせつ。
第92章 どうしちゃったの…?〜番外編〜
雅「みんなぁ〜待って〜」
翔「おっそいよ!」
和「ったく。」
雅「ゴメンゴメン笑」
和が戻ってきて1年。
俺らは3年生に進級した。
俺と和と智は文系で同じクラス。
潤と翔は理系で違うクラス。
5人は離れてしまったけど、
朝も昼も放課後も常に一緒に行動していた。
俺と和はいいコンビ。
5人の中でいつも一緒にいると思う。
だけど…
一部の人はそうは思ってないみたい。
朝起きたらポストに新聞取りに行く。
そこに入っていたのは
雅「…何これ…」
1枚の紙。
そこには
『和也くんに近づくな。』
『4人に近づくな』
とか。
最初の頃は
雅「イタズラかな笑」
って気にしてなかった。
だけど、それはエスカレートしていき
学校行くと下駄箱には、虫の死体。
最初はビックリしたけど、
他の4人にバレないようになんとか隠した。
さらに教室に入ると
雅「…あれ?教科書がない。」
昨日学校に置いていった教科書がなかった
窓の外からみると
雅「…うっそ。」
和「どうしたの?」
和が話しかけてきて、
俺は
雅「ん?いや、大丈夫」
和「ふーん。」
智「…和。」
和「何????」
よし、今だ。
智と和は2人で何かやってる隙に行こう。
俺はそのまま教室を出て行った。
校庭に出て、散々やられた教科書を拾った。
すると…
「…雅紀?」
誰かに名前を呼ばれ
ビクビクしながら振り返ると、
雅「…松岡先生。」
「どうしたんだ?」
担任の松岡先生は俺の手に持っていた
教科書をみて、ビックリしていた。
「雅紀?大丈夫か?
教科書は新しいの用意するから。
和也たちに言うか?」
和たちには言いたくない。
きっと心配されるに決まってる。
雅「いや、大丈夫です!教科書お願いします。」
「おう、わかった。お前はとりあえず教室に戻れ」
俺は先生に教科書を渡し、教室に戻った。
和「…雅紀!!」
智「どこに行ってたの?」
2人はすぐ俺のところに来たから笑って
雅「大丈夫大丈夫。席に着こう。」
頑張って隠していた俺を
2人は不審にみていた。