嵐しょーせつ。
第98章 BeautifulDays
雅「今日は本当にありがとう…
僕君たちのことあんまり知らないのに
優しくしてくれて。本当にありがとう」
俺は帰り道静かにお礼を言った。
和「ったく…そんなこと気にしなくていいよ
俺らもお前のことよく知らない。
だからもっとお前のこと知りたいよ?」
翔「田中のことは気にしなくていい。
またやられたら俺らがお前のこと守るよ。」
雅「…二宮くん…櫻井くん…」
俺はその言葉で泣きそうになった。
潤「泣くな!俺らは仲間でしょ?友達…でしょ?」
へ?…友達?
智「何ポカンとしてんの?笑友達じゃないの?」
雅「…僕の友達になってくれるの?」
翔「もちろん!ってか随分前からお前のこと
友達だと思ってたよ?な?」
櫻井くんはみんなに顔を伺うようにした。
雅「…櫻井くん…泣」
翔「もう!櫻井くんなんて…翔と呼んで?」
雅「へ?」
翔「友達なんだから。親友なんだからさ…
くん付けはやだ!!!」
櫻井くんは駄々をこねて、翔と呼んで欲しいみたい
雅「…翔…」
潤「俺らもそうやって呼んで欲しいな。」
雅「…潤…智…和也…」
和「ふふっ笑ありがとう。雅紀。」
俺はみんなの笑顔に癒されて、
どこか腑に落ちた。
そしてみんなの胸に飛び込んで泣いた。
智「あー!もう!泣くなよぉ〜。」
雅「…智ー…」
智「ん?」
雅「…翔ー…潤ー…」
翔「どうした?」
潤「んー」
雅「…和…」
和「…何?」
雅「…ありがと。俺の友達になってくれて…」
俺は初めてみんなの前で俺って言った。
そして、名前も呼べた。
次の日から…
翔「雅紀ー!」
雅「わぁお。翔おはよ。」
翔「おはよぉ〜」
途中から翔と合流して、
校門のところで
和「おはよ!」
雅「おはよ!和!」
翔「ちぃーす。」
歩いていると
?「わぁ!」
後ろから脅かすよーに
雅「ビックリしたぁ〜おはよ!」
潤「へへっ笑おはよぉ」
智「…ん…」
智を見ると眠たそうで、隣から
バチンっ…と叩かれる音がした。
智「いったーーーーい!」
和「おっ起きた!」
智「こんにゃろ。」
こんなにいい朝ってあるのだろうか。
俺にとっては夢を見てるよーだ。
だけどこれは現実。
この日々をなんていうのか。
そう…
『BeautifulDays』と呼ぶ。
end