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嵐しょーせつ。

第101章 5人のキズナ…


雅「…んだよ!もう知らない!!」

和「そうですか。お前なんてもう知らない!」

潤「出てけよ。」

翔「俺らの前から消えろ!」

翔に胸元を押され、俺はそのまま

雅「はいはい、消えますよ。さよなら。」

俺はカバンを持って教室から出た。


あの3人とは幼馴染。

ある出来事でケンカしてしまい、

最悪な結果になってしまった…


俺は1人、歩きながら

雅「…ぐすっ泣」

俺は泣き虫だ。昔っから。

何をするにしても失敗ばかりしていて

いつも幼馴染に助けられてきた。


周りからみたら、変な奴だと思われる。

でも、それでもいい。

俺は泣きながら、下向いて歩いていた。

後ろから…

?「…雅紀?」

もう1人の幼馴染の声が聞こえ、

雅「…ぐすっ泣…智…」

智「どうしたの?何があったの?」

あの場にいなかった智。俺は全て話した。

智「…ったく。もうそんなことで泣くな。

おいらがなんとかしてやるから。な?」

雅「…うん泣ありがとう。智…」

智は俺のことを慰めてくれた。


智は俺を自分の家に入れてくれた。

智「ほい!お茶!」

智から緑茶を渡された。

雅「…ぐすっ泣」

俺はそれを受け取り、飲んでいた。

智「ふふっ笑美味しい?」

雅「うん。」

智は俺の頭をなでながら慰めてくれ、

ピンポーン…

智「ん?誰だろ。チョット待っててね?」

智は立ち上がり、玄関へ向かった。

智「はーい。」

ガチャッ…

誰が来たのかわからない。

しばらくして、

智「わりぃ。今日は帰ってくれ。」

そう言ってドアが閉まる音がした。

智「ふふっ笑大丈夫。お前がここにいること
あいつらには内緒にしてやったから笑ゆっくりしてな?」

和たちだったんだ。

智は本当に優しい。

5人の中で後ろから見守って、いざという時助けてくれる
優しいやつ。

それから俺は智の部屋に泊まることになった。

智「寝よっか。」

雅「…うん。」

智は俺のことを抱きしめる形で横になった。

俺は智の胸に顔を埋め、そのまま眠ってしまった。

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