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嵐しょーせつ。

第101章 5人のキズナ…


それからも3人とは仲直りできなくて、


智はあの3人より、俺のそばにいてくれた。


本当は和たちとも話したいはずなのに…

雅「ごめんね。俺のせいで…」

智「いいの。気にしないで?幼馴染じゃん」

智はゆる〜い笑本当に癒される。

和たちの方を見ると、

翔「…んだよ。」

舌打ちしたように俺らの方を睨んだ。

本当はこのままじゃ嫌なのに…

仲直りしたいのに…


出来なかった…



そんな時だった。


「雅紀〜。お店の手伝いやってくれない?」

今日はお休みだから、暇していた。

智「わぁ!おいらもやるよ!」

智もその場にいたから、手伝うって言ってくれた。

雅「いいの?」

智「うん!おいら、お店大好きだもん✨」

俺らはお店のお手伝いしていた。


そんな時…

「雅紀!智!逃げろ!!」

父ちゃんの声がした方を見ると厨房から

火の海が…


お客さんを外に避難させて、

「ゆうすけ!ゆうすけがまだ二階に!」

うっそ。

にいちゃんの俺が助けに行かないと…

雅「俺がいく!智!母ちゃんたちを頼んだ!」

智「雅紀!気をつけろよ!」

ゆうすけ待ってて。今、助けるから。


二階に上がるとゆうすけは倒れていた。

雅「ゆうすけ!ゆうすけ!」

「…にいちゃん…」

意識はあった。

俺はすぐに抱き上げて逃げようとした。

だけど、廊下はもう火が回ってきていた。


仕方がない。

ベランダから出るしかない。

雅「…さっと…し!」

智「雅紀!」

雅「…ゆうすけを受け止めてやれ!」

智「え?わ、わかった!」

智と父ちゃんにゆうすけを任せた。

雅「ゴホッ…ゆー…すけ。いく…よ?」

上から落とすと2人が無事受け取りくれた。

たすかった…


でもどうしよ。俺。

そんな時だった。

和「おい!何やってんだ!早く!」

潤「俺らが受け止める。」

翔「早く!智も!!」

3人が庭にいて、

俺は泣きそうになった。

意を決して4人に体重を預けようと

飛び降りた。

4人は俺を抱きしめるように受け止めてくれ、

5人でそのまま倒れた。

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