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嵐しょーせつ。

第105章 大切なもの


和「雅紀、これお願い。」

雅「んー。りょーかい。」

和「代わりにお前の苦手なやつやってあげる」

雅「おっ!サンキュー。」

あるデザイン事務所。

俺は幼馴染、雅紀と一緒の職場で働いている。

こいつは計算が苦手だから数字のものは、

仕事が遅くなる傾向があるから、代わりに俺がやる。

だから、俺が頼まれたやつを交換条件で

嫌な顔せず雅紀はやってくれる。

雅「ふぅー…」

和「終わった?」

雅「え?あーうん。なんとか。」

和「雅紀にしては頑張ったな。」

雅「うん。今日あいつら誘って飲みに行こう!」

和「えー!またー??」

雅「来てくれるでしょ!幼馴染なんだから。」

最近雅紀はストレスが溜まってるのか

よく俺らを誘って飲みにいく。

それで幼馴染っていうこともあり、

雅紀はずーーーっと愚痴ってばっかり笑

まぁいつものことだから俺らも黙って聞いている

雅「その前にお昼。和、行こ!」

和「なんだよ笑はいはい。」

俺らは近くのお蕎麦屋さんでいつも食べている。


俺は雅紀とお蕎麦屋さんに向かう途中、

後ろに何か気配を感じた。


立ち止まって振り返ると、誰もいなくて…

気のせいかなって思い、また歩き始めると、
また何か気配を感じて怖くなり、

雅紀の着ているパーカーの袖をつまんだ。

雅「ん?どうしたの?」

和「なんか後ろからついてくる気配がして…」

俺は泣きそうな声で雅紀に話した。

雅「大丈夫大丈夫。和、俺がついているから。」

雅紀の言葉に安心した。
だけど、震えが止まらない。

雅「ほら、手繋ご?」

和「うん泣」

俺には、辛い過去があって、

幼馴染にも忘れられない事件があった。

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