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嵐しょーせつ。

第107章 お互い様。


「相葉さんおはようございます!」

雅「あっ、おはよう。」

最近入った新人ADが挨拶してきて、
俺は挨拶をしたけど…


実は、今日あんまり体調が優れなくて…

無理やり体を起こしてきて、仕事に向かった。


しかも、こんな時に限って個人の仕事だし…

雑誌の撮影もあるから、辛いけど休んだら

迷惑かけるし、メンバーにも…


少しだけメンバーがいてくれたら助かるのに…

だけど、そんなことも迷惑かけてるに違いない。


「相葉さん、体調大丈夫ですか?」

マネージャーには体調のこと伝えてあった。

雅「うん、だけど…呼ばれるまで寝てるわ。」

「わかりました。休んでいてください。」

マネージャーは、収録の時間になったら

呼んできてくれるらしく、1人で楽屋で寝ていた。


雅「…あぁー、熱っぽいなぁ〜…」

朝熱を測った時は37度あった。

だけど、今熱が上がってきたような気がした。


頭がガンガンしてきて、意識が遠のいていくように…


「…待ってください!相葉さん今休んでおられるので」

?「大丈夫大丈夫。」

?「相葉くんのこと心配だから、入らせてもらうね。」

廊下が騒がしくて、俺は体を起こした。

ドアが開いてそこに立っていたのは…

潤「…相葉くん!」

心配そうな顔の松潤と呆れている顔のニノがいた。

雅「…ちょっ…なんで?」

ニノは呆れながら…

和「ったく。そんな状態で仕事できると思ってたの?」

雅「…別に関係ないじゃん。」

俺らは昨日喧嘩してしまい、話しづらい。

雅「…大丈夫だから。今日2人とも休みだろ?」

潤「そうだけど…一応薬。」

松潤は薬を持ってきてくれたみたいで、

雅「…ありがとう。」

薬を飲み終えたタイミングで、

「相葉さーん!収録の時間になったので

準備してくださいね!ヘアメイクの方もお待ちしてます」

雅「あっはい。じゃあね2人とも。」

俺は立ち上がって歩き出そうとした時…

誰かに手を掴まれて、

和「…田中。」

「はい!なんでしょうか?」

和「こいつ連れて帰るから、
今日の収録は先延ばしできる?」

「…そうですね〜…相葉さんもこの状態なんで

スタッフと相談してきます!多分いけると思うので」

和「そう。じゃ、今日のところは…」

ニノは俺の荷物を持って、手を掴まれたまま
楽屋を出た。

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