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嵐しょーせつ。

第123章 青春の風。


そして、それから月日が流れ、

卒業式前日。

俺は図書館に用があって入ると、、、

奥の方で俺の好きな人の背中が見えた。


そーーっと近づくと、、、

規則正しい吐息が聞こえていて、、、

寝ていた。

冬なのにそんな薄着だと風邪引いちゃうよ。

明日は卒業式だよ?

俺は持っていたパーカーを二宮先生にかけた。

そして、横で寝顔見ていた。


やっぱり可愛い。

普段も可愛いんだけど、、二宮先生の寝顔数倍可愛い♡

頭を撫でたりしても起きなくて、、、

ほっぺで遊んでいたら、目が合って、、、

俺はビックリしていると、、、

急に顔が近づいてきて、、、、、


ちゅっ、、、、


一瞬何が起こったかわからなかった。

でも、、、
今二宮先生にキスされたんだ。


、、、、!?!?

雅「えー!!!!」

和「なんだよ。」

雅「え?今何を??」

和「ゴメンって。我慢できなかった。」

雅「何で?俺のこと。」

二宮先生は顔を上げて俺の目をじっとみた。

和「俺、お前のことが好きなんだ。

お前がここ入学した時桜の木の下で寝てたとき、、、」

あ〜〜桜の木の下で寝てた。

和「一目惚れだったんだ。それから好きになったんだ。でも、俺とお前は先生と生徒の関係。だから許されない。、、、でも、、、」

でも?

和「明日で先生と生徒の関係は終わる。だからもう我慢しない。俺、お前のことが好きなんだ。」

二宮先生の気持ちやっとわかった。

だったらおれも我慢しないよ?

雅「おれも二宮先生が好きです。おれ、一生懸命二宮先生に認めて貰えたくて、英語頑張ったんです。潤に応援されながら頑張ったんです。その結果大学に受かったんです。」

和「おれと、、、付き合ってください。」

雅「はい!」

明日で先生と生徒の関係は終わる。

和「雅紀。少し早いけど、、、卒業、、おめでとう。」

雅「はい!ありがとうございます!!」


ありがとう。

青春の風はまだおさまらない。

end

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