君のそばに
第6章 女の子の日
フジ「 うわぁ..今月のきたかぁ、やだなぁ」
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キヨ 「 じゃあ、今回のpartはここまで!また見てねー 」
フジ「 ...キヨ声でかいよ、ほんっとにでかいもう一回言うね、声でかい 」
キヨ 「 あ?いつものことだろってゆうか俺の声量はだれにも止めることはできないんだぜ 」
きりっ、とした表情でキヨはいう。
フジ「 その声もうるさいの 」
キヨ 「 ?なんなんだ今日は、やけに機嫌わりぃな、全然後ろで笑わねぇし 」
フジ「 ふーんだ 」
そういって私はぷくっと頬をふくらませる。
ってゆーか、なんで今実況とるかなー、こっちはお腹痛くて死にそうなのに...
察してよね!バカッ!
キヨ 「 お前そのぶりっ子やめろ 」
にやにやしながらキヨはいう。
フジ「 ぶりっ子じゃないもん!...ッた 」
ずきん、とお腹に激痛が走る。
キヨ 「 ...お前、アレきただろ 」
フジ「 き、きてないよ... 」
キヨ 「 嘘。俺にはわかるぞ、名探偵だからな 」
フジ「 今わかったんだろ!! 」
もう、こんなときにイライラさせないでよ!
キヨ 「 フジ、ごめん 」
そう言ってキヨは私が座ってるソファーの隣に座って、こつん、とおでこを当てる。
こ、こんなことで騙されないぞ...。
キヨ 「 お腹痛かったんだな、どこが痛い? 」
フジ 「...ここ 」
私はキヨの手を掴んでお腹に当てる。
キヨ 「 ここか、よしよし痛いの痛いの飛んでけー 」
キヨの長い指がお腹をすりすり、と撫でる。
ん、なんか痛いの吹っ飛びそう。
フジ「 ありがと、なんか痛いの和らいだよ 」
キヨ 「 お!よかった、さすが俺 」
にやぁ、と笑う。
あーー、ムカつくくらいこの笑顔が好き。
フジ「 調子に乗るな 」
ぺちっとキヨの頭を叩く。
キヨ 「 うわあー!フジがいじめるよぉー! 」
フジ「 もう、キヨ声でかいから! 」
腹痛のことなんて忘れてしまうくらい私は笑った。